大阪の学童保育の保護者、指導員の団体です。「子どもたちにより豊かな放課後を」を合言葉に活動しています。

おおさかのがくどうほいく 大阪の学童保育保護者・指導員、そして専門家の集団です。「より豊かな放課後を」合い言葉に日々活動に励んでいます。

第3章 映画づくりのとりくみと意義(前田)

大阪学保協は昨年の第32回定期総会で、学童保育の映画制作に向けて特別決議し、次の3つに意義を確認をしました。
『学童保育の映画化の意義の第1は、映画化を機会に学童保育のもっている教育的意味や子育てにとっての学童保育の役割を訴えることにあります。学童保育が法制化され、学童保育は社会的にようやく認知されはじめました。しかし、学童保育の具体的内容については多くの人たちにまだまだ理解されていません。また、この映画化を通じて今日の不登校、学級崩壊、児童虐待など深刻な子どもの育ちをともに考え、地域の教育・子育て運動を広げています。
 第2の意義は、実際に学童保育を活用して働きながら子育てをしている親たちに改めて学童保育の役割や運動の意義を客観的に見直す契機にしていくことです。
 そして第3は、学童保育運動とともに映画づくりを通して(豊かな文化とは何か)を問い直しながら(地域からの文化の創造)に挑戦していく意義です』
 私たちが総会で確かめ合った映画づくりの意義は、映画制作に向けたこの1年間の取り組みによっていっそう深めることが出来ました。
 その第1は、製作協力券の普及活動を通じて、府下の労働組合や民主団体に学童保育の映画をつくることへの大きな共感を広げています。製作券150枚分15万円の制作協力に協力を寄せていただけるたくさんの労働組合や民主団体とのつながりがっくれています。
 また第2に、これまで学童保育関係者と結びつきの薄かった、大阪中小企業同友会とも、今回の映画制作を通してつながりが生まれています。大阪中小企業同友会からは学童保育の映画の後援を快諾して頂きました。
 さらに、映画制作にあたっては大阪段階での実行委員会だけでなく、地域単位で実行委員会が結成され現役の学童保育関係者にとどまらず、OBをも巻き込んだ運動へと発展しています。                      、
 こうした映画づくりの取り組みは「学童保育の映面をつくる」という一つの目的を追求しながらも、あらためて学童保育の内容や指導員の役割を確かめ合う機会となっています。とりわけ大阪市などですすめられている全児童対策事業への学童保育解消ともいうべき動きが強められている時だからこそ、学童保育の独自性や固有性を社会的に大きくアピールするものとして映画づくりは、タイムリーな企画といえるでしょう。
 さらに映画の制作運動を通して、21世紀社会にあって「学童保育が当たり前な時代の到来」を実感させています。20年前に学童保育が映画化されることをどれほどの人が予想したでしよう。映画のテーマとなるほどに、今、学童保育は一般化されています。
 また、ひきこもりや不登校、自殺など困難に直面した今日の子ども問題をひもとく糸口を、学童保育が含んでいることも映画づくり運動の中で改めて探められています。
 製作協力券の普及運動は6月23日の大阪学童保育研究集会を目標数(10万枚普及)達成の最大の節目として成功させ、そしてクランクインは夏休みまでに実現するようにしましょう。映画撮影は年内の完了予定です。来年1月からの府下一斉の映画上映を大成功させ、全国にも大きく上映運動を展開していきましょう。

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